最近の趣味?
2025年01月28日
小学生の頃、天体に興味があって天体観測会に出席した。初めて望遠鏡で見る月は衝撃的で、火口のようなクレーターは細部まで見えて、本当に驚きだった。
そのうちに天体望遠鏡がどうしても欲しくなって、父にねだってねだってやっと買って貰った。
その望遠鏡で初めて見た天体は土星で、本当に輪があった事の驚きと、その美しさに感動、あのシーンは半世紀以上経っても未だに忘れられない。
それから何十年も経ってしまったけど、天体写真の難しさと高額な機材、観測には遠征が必要等でずっと断念していた。その間に天体観測機材は想像を絶するほど進化した。
地球は自転しているから星空は動いている様に見える。その動きに合わせて常に同じ天体を追いかける赤道儀。天体を観測する天体望遠鏡。それを記録するカメラ。
赤道儀も手動だったのが電力での自動追尾に代わり、カメラも現像処理カメラからデジタルカメラ、CMOSカメラに変わった。
天体を望遠鏡に導入するのにも自動で導入して自動追尾、カメラも露出時間や撮影回数を設定して何枚も重ね合わせて処理する。全てを繋いでパソコンソフトで制御する様になった。入門機で50万円くらいだろうか?
しかし、数カ月前に衝撃的な機器をYouTubeで見つけてしまった。箱型の機械で、スマホのアプリで制御。水平な所にこの機器を置いて、スマホアプリで見たい天体をクリック。するとその天体を自動で導入して追尾、自動で撮影してスマホに写真を送ってくれる。値段も十分の一。初めて月を見たときとよりも衝撃的だった。
早速この大人の玩具を購入。機械は外、制御は暖かい部屋の中。
この比較的大きなM31アンドロメダ大星雲は、あの時代、私の力量では絶対に撮影は無理、導入さえ出来たか疑問。今ではこれを使えば園児でも撮影は可能だろう。
ただ、山形県は冬は晴れず、晴れても夜は寒い寒い。何とか寒さを我慢してもう少し頑張ろうと思う。今見ている銀河や星雲は何百万年、何千万年前の光であるから。